マクスウェル・マルツ 自分に語る言葉がセルフイメージを変える

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る
自分に語る言葉

セルフイメージ

 あなたは気づいているでしょうか? 人間の心の奥底には、自分自身を映し出す映像があります。これがあなたのセルフイメージ、すなわちあなたの心の中にいるもう一人の自分です。それは、あなたの心を象徴するイメージ、そして、このイメージこそが実はあなたの人生を支配しています。

あなたと、このもう一人の自分とは一心同体の関係です。絶対に切り離すことはできません。双子の兄弟のようなものです。この双子の一方が、あなたの人生を大きくコントロールしているのです。あなたがどう思おうと、あなたの人生に対する彼の影響には計り知れないものがあります。

 このセルフイメージは、あなたが彼をどの程度理解するかによって変化します。あなたの心の鼓動とともに、喜びや悲しみの時を刻む内側の時計なのです。
 セルフイメージは、あなたの行動をコントロールする心の調節器です。そして、あなたが下した自分自身への評価でもあります。つまり、これまでの数々の成功や失敗の経験からでき上がってきたものなのです。

 幸福への道を歩みたいと願いながらも、過去の失敗にいつまでもこだわっている人は、セルフイメージを自分自身で歪めてしまっている人です。歪んだセルフイメージが心に投影されて、不安と恐怖におののき、知らず知らずのうちに自分の脳力を見限り、殻に閉じこもるような行動を取ってしまうのです。過去の失敗は捨てなくてはなりません。
 一方、過去の成功はどんどん利用すべきです。成功したときの信念、勇気、そして自信を今の自分に引き継がせるのです。それによって、セルフイメージはよりいっそう輝きを増します。

 心の中にいるもう一人のあなたは、今や、かけがえのないあなたの親友です。あなたと一心同体となって、目標達成への道をゴールまでしっかりと導いてくれるのです。
 ただし、このセルフイメージは、決して命令を下したり、あなたの行動をあれこれと指図したりはしないパートナーだということを覚えておいてください。指図をするのは、あなたです。あなたが彼に命令するのです。イマジネーションとエンスージアズムをもって彼を動かすことで、人生をより有意義なものにすることができます。

自分との対話

 自分との対話、それは人間に与えられた特権です。大きな自分とちっぽけな自分のギャップを埋めるために、そして人間として一回り成長できるように精神の環境を整えるためにも、また過去の失敗を許し、自分自身に対する冷酷さを改め、素直な目で自分自身を温かく見つめるといった意味でも、自分との対話はとても大切です。

 世界の各地で起きているような紛争を、心の中に起こしてはいけません。心の中で続いている醜い争いや葛藤に終止符を打ち、精神の調和と安定を取り戻すためにも、自分とよく話し合う必要があります。
 自分の心に語りかけ、そしてその声を聞いてこそ、初めて他人の心を理解しようという姿勢が生まれるのです。自分の気持ちをなおざりにしながら、他人にだけ優しくするというのは、不可能なのです。

 電話で天気予報をチェックするように、毎日自分の心の様子をうかがい、今自分が何を必要としているか、どんな気持ちでいるのかを、常に間近で観察しましょう。あなたのいちばんの責任は、何よりもまずあなた自身をよく知り、気づかうことなのです。

あなたの価値

あなたは自分自身の大切さを十分に認識しているでしょうか。自分をいちばん大切に思うことはエゴイズムとは違います。
 あなたにとっていちばん大切なのは、あなた自身のはずです。それは、あなたのほうが人より優れているとか、他人を寄せつけるべきではないとかいう意味ではなく、あなたの中に宿る可能性とうまく調和しながら、自分の成長を受け入れ、自分と仲良くやっていくことを意味しているのです。

 そうあってこそ、その喜びを他の人と分かち合うこともできます。それに、自分を大切にするための日々の訓練は、自信を養うという面においても効果的なのです。
 自分の精神の強さを日々認識し、自分を受け入れ励ましていくうちに自信がつき、よりいっそう自分自身に近くなることができるのです。そして、それが取りも直さず自分を大切にするということなのです。

 慣れないうちは奇妙な感じがするかもしれませんが、気がついたときに鏡に向かって、「どんなことがあっても私はあなたの味方だよ!」と声に出して言ってみるとよいでしょう。そして、自分の力で人生を有意義なものにするために、毎日を精一杯生きること、人間としてのプロフェッショナルになること、あなたなりに自由を追求すること、これこそが人間としての真の力なのです。

 あなたはとても大切な人です。あなたにとってこの地球上で最も大切な人は、あなた自身であるべきなのです。

マクスウェル・マルツ(Maxwell Maltz)

maltz
1921年にコロンビア大学で化学の博士号を、1923年に同大学内科・外科カレッジで医学の博士号を取得。その後、ヨーロッパで形成外科の臨床研修を行ったのち、ニューヨークの病院で再建外科部門のヘッドに任ぜられた。また指折りの開業医となり、世界中から訪れる患者を治療した。

1950年代に、患者の心理的な面にますます興味を持つようになり、自ら考案した「成功の条件づけ」をスポーツ選手やセールスパーソンなどに託したあと、1960年に「サイコ=サイバネティクス」のオリジナル版を刊行した。たちまちベストセラーになり、企業やスポーツ選手、芸能人からも講演やセミナーの依頼が舞い込んだ。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

メールマガジンのご案内

ザ・インサイトを運営する株式会社エス・エス・アイでは、サイトの運営だけではなく、
メールマガジンの配信や書籍の販売、セミナーの開催など幅広く活動を行っております。

「学びたい」「成長したい」という気持ちを持つ方に、少しでもお手伝いができるよう日々ご案内しております。

サイトに掲載する情報だけではなく、是非メールマガジンも購読して頂き、人生を豊かにする情報を収集し、可能性を広げて頂ければと思います。

無料メールマガジンの登録は30秒ほどで完了致します。
サイトに掲載されていない自己啓発方法なども配信しておりますので、ぜひご登録ください。

※下記「メルマガ登録はこちら」ボタンより登録ページへ遷移できない際には、
お手数ですが問い合わせページから、題名を「メルマガ登録」とし送信いただけますよう、よろしくお願い致します。>>問い合わせページはこちら

※フリーメールアドレスなどを用いるとメルマガが届かない、迷惑メールフォルダに入ってしまうなどの可能性がございます。その際はお手数ですがアドレスの変更や迷惑メールフォルダの設定変更を何卒よろしくお願い致します。

メルマガ登録はこちら