リチャード・カールソン~逆境は自分次第~

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リチャード・カールソン

人間はジキルとハイドのようなもの

多くの人が、人間とは罪深いものだと考える恐ろしい間違いを犯しています。お店で並んでいて、列がなかなか動かないのはほかの人のせいだと思うようなことです。
誰かの責任にすると、必ず良くないことが起こります。その人には罪はなくて、できるだけのことをしていると思えば、悪いことには巻き込まれません。例えば、一緒に仕事をしている相手がミスをしたとします。
でも、相手はわざとミスをしたわけではないし、罪を犯したわけでもないと思えば、その人は一生懸命にやってくれることでしょう。相手が誰であれ、相手には罪がない、できるだけのことはやっていると考えるのです。そうすれば、物事が好転するだけでなく、もっといいことが起こるでしょう。

相手を本当に分かってあげるためにいちばん大切なことは、気分と人間関係について理解することです。人間は、ジキルとハイドのようなものです。気分がいいときも、悪いときもあります。天気のようにコロコロと移り変わるものなのです。
気分がいいときには、神経過敏にならずに、気軽な態度で、カリスマ性を発揮できるようになれます。誰かに批判されても、冷静に受け止めて、そこから学ぶことができます。将来のことを聞かれたら、「希望を持って正しい方向へ進んでいるので、きっと何かができる」と答えられるのです。

でも、落ち込んだ気分だと、ピリピリして、何事にも批判的になります。奥さんはどうですかと聞かれたら、「私の結婚は間違っていた」と答えるかもしれません。子どものことを聞かれたら、「問題だらけだ」と頭を抱えることでしょう。しかし、本当にそう思っているわけではなく、ただ気分が落ち込んでいるだけなのです。

人間関係でいちばんの問題となるのは、相手の機嫌が悪いことを深刻にとらえすぎることではないでしょうか。必ず誰でも機嫌が悪いときがあるのです。そんなときには、そっとしておきましょう。あまり深刻に受け止めずにいれば、信じられないほど早く状況は変わるはずです。

不安や心配事は想像にすぎない

不安

考えていることと、感じていることは強く結びついています。神経がピリピリして、ストレスを感じたら、思考があまり機能していないということです。ストレスを感じているときには、たいていネガティブなことを考えているようです。
そんな考えを振り払う方法を学ぶべきです。また、ネガティブなことを考えてしまったけど、もっといいことを考えようと自分に言い聞かせることです。 そうすれば、もっと自分のためになる、新しい考えが浮かんできます。

人前で話すのが怖いという人はたくさんいます。しかし、プロの講演者などに聞いてみると、それほど大変ではないことが分かります。ヘマをしたり、忘れたり、何か思いもよらないことが起きたりしたらどうしようといろいろ考えてしまうため、怖くなるのです。
あれこれ考えないで今やっていることに集中するというのは、本当に難しいものです。問題や心配事を予測して考えているときには、自分があれこれと考えているということに気がつくことが大切です。そして、またやってしまったと自分に言い聞かせるのです。それから、今現在に心を戻します。そうすれば、状況は考えていたほど悪くないと気がつくはずです。

今、生きている状況が悪くないのならば、十分です。できることだけをやりましょう。多少の障害があっても、必ず解決できます。そのためには、心を落ち着かせて生きることがとても大切です。
不安や心配事は単なる一時的な想像にすぎないと放っておくことができれば、穏やかな気持ちでいられます。そのことばかり考えなければ、その考えはいつかは消えていくからです。また、心が穏やかなときは、心を乱すような考えを簡単にはねのけることができるのです。

あれこれ考えず、考えが浮かんでくるのを待つ

成功
今という瞬間に集中できずに、気持ちが散漫になってしまったときには、何とかする方法があります。落ち着いて、考えが浮かんでくるのを待つことです。
今まで思いつかなかった、自分でも驚くような答え――リラックスすれば、そんな素晴らしいアイデアが頭に浮かんでくるのです。
だから集中力を失ってあれこれと考えだしたら、落ち着いて、頭を休めましょう。そうすれば、今という瞬間に集中できるようになります。

考えとは、分かれ道のようなものです。朝起きて、今日はどんな日になるか考えます。今日は素晴らしいことをしようと思うかもしれません。ニュースを見たり、新聞を読んだりします。それからあれこれと考えているうちに、友達に電話をかけるのを忘れていたことを思い出します。
どうしよう、きっと怒っているぞと考えます。さらに、今日中にやらなければいけない仕事のことを考えて、大変な一日になるぞと頭を抱えます。

こう話すだけでも、どんな気持ちになるか分かるでしょう。心地よく目覚めた朝だったのに、あっという間に悪い考えが浮かんでくるのです。
こういった考えが、分かれ道です。深刻になって、悩みを抱えたまま考え続けると、次々と悪い考えが浮かんできます。しかし、「また何か浮かんできたけど、もう考えないぞ」と思えば違います。考えなければ、たいしたことではなくなって、そのうち忘れてしまうのです。

穏やかな心の状態を信じる

人生に静寂という奇跡を生むための、最も効果的な方法があります。それは、穏やかな心の状態を信じることです。
ところがこれは簡単ではありません。問題を解決するには、いろいろと積極的に活動して、頭や心を動かさなければならないと信じているため、あれこれと考えて、悩んでしまうのです。
こうあるべきだとか、これは大切だとか、ほかの方法があるはずだと思い巡らせます。ほかの人が悪いとか、自分にはこうする権利があるなどと、くだらないことを考えるのです。

そこで、自分に「その心配事は、一年後も自分にとって同じように問題となるか?」と聞いてみてください。おそらく、99.9%は、1年後には何でもなくなるでしょう。
何か起こったら、そのことがとても気になります。しかし、数時間経てば、ほかに気になることが出てきます。だから、細かいことをずっと気にしても、仕方がないのです。

リチャード・カールソン(Richard Carlson)

心理学者。ストレスコンサルタント。
『小さいことにくよくよするな!』『お金のことにくよくよするな!』(サンマーク出版)、『過去にくよくよこだわるな』(ダイヤモンド社)など多くの著書があり、『小さいことにくよくよするな!』シリーズは、ニューヨークタイムズ紙のベストセラーリストにも掲載された。また、講演者としても名が高く、「オプラ・ウィンフリー・ショー」などの禁忌テレビ番組にも出演している。

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