セールスの相手は●●後の××だった!? 伝説のセールスパーソン、ジグ・ジグラーのトンデモ事例

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る
チャンスをつかむ

 セールスパーソンならば、どんなときでもチャンスを逃すべく、セールスのことを考えておくべきだ、とはよく言われます。しかし、仕事以外の時間でそのようなチャンスをつかむことは容易ではありません。そもそも、そんな気分になれない、という人もいるでしょう。

 とはいえ、本当にチャンスはどこに転がっているかわからないのです。

 ジグ・ジグラーは調理器具を販売した状況と相手、それは本当に「ありえない」ものでした。今では、セクハラやプライバシーの侵害といわれてしまうかもしれませんが、ジグラーのセールス手腕を見て取れます。では、彼のお話をお読みください。

ジグジグラー

ジグラーのセールス

 ある土曜日の夕方のことです。私は自宅へと急いでいましたが、国道を南に、すごいスピードで車を走らせていたのです。
 私はよい気分でしたが、ふと気がつくと、バックミラーにハイウェイ・パトロールの車が映っていて、止まるようにと合図していたのです。
 そこを走っていたのは私の車だけでしたから、仕方なく車をとめました。

 お巡りさんは気さくな人で、話しているうちに共通の友人がいることもわかりましたから、私としては、見逃してくれるかもしれないと思ったのですが、そうはうまくいきませんでした。「月曜日の午後に裁判所に行って、罰金を支払ってください」と反則切符を切られたのです。
 罰金は確か30ドルか40ドルだったと記憶していますが、その当時としては大金で、労働の成果である貴重なお金を係りの女性に支払いました。

 でも、そのときです。私は係りの女性が指輪をはめていないことに気づき、あることを思いつきました。そして、その女性にこう聞いたのです。

「ちょっとお聞きしてもよろしいですか?」
 彼女はお礼を数える手をとめてうなずいてくれましたので、こう言いました。
「拝見したところ独身ですよね。指輪をされていないので、そう思ったのですが」

 彼女がそうだと答えたので、私はさらに3つの質問をしたのです。
 最初の質問で貯金をしているかどうかを聞いて、彼女がうなずくのを確認してからこう尋ねました。
「もしあなたが気に入ったとてもよいものがあって、そしてそれが、いつかはきっと役に立つものであったら、毎日25セントずつ余分に貯金することができますか?」

 彼女ができると答えてくれましたから、私は3つめの質問をしました。
「では3つ目の質問ですが、もし私の車の中にとてもすばらしいものがあったら、あなたのお時間を少し割いて見ていただけますか?」
 
彼女の「いいですよ」という答えを聞いた私は、急いで車に積んである調理器具の見本をとってきたのです。そして、商品をよく見えるように並べながら、説明を始めました。
 私の説明が一通り終わると、私は彼女に、「このすばらしい商品をお買いになりませんか?」と尋ねたのですが、彼女は決めかねている様子で、同僚のミセスを振り返ってこう言ったのです。

 「ねえ、あなたならどうする?」
 私は、その人が答えるよりも早く、その人にこう聞きました。
 「ひとつ質問をさせていただいていいですか? もしもあなたが生活費のことも、そのほかの費用のことも十分にわかっていながら、この方と同じ立場だったら、あなたならどうなさいますか?」
 そうするとそのミセスは、何のためらいもなく、「ええ、きっと買ったでしょう」と言ってくれたのです。
 私は若い方の女性に向き直り、言いました。
 「あなたも、そうなさいますよね」
 答えはもちろん『YES』だったのです。

 私は急いで注文書を作りました。それから隣のミセスのほうを向いて言いました。
「あなたがご結婚されたときは、このような商品に出会うチャンスがなかったのかもしれません。それとも、このような調理器具がまだ販売されていなかったのかもしれません。だからといって、現在お使いの調理器具をずっと使う必要はありません。そうではありませんか?」

 彼女がうなずいたので、私はすかさず言いました。
「では、こちらのお嬢さんと同じものでよろしいですか?」

 このようにして私は、一度のチャンスに二人の女性に調理器具を売って、その注文書を持って、もう一度会社に戻ったのですが、その途中であのときのハイウェイ・パトロールの隊員に出会いました。
 私は生まれて初めて自分からパトカーを止め、「あのときは、ありがとうございました」と言ったのです。

いかがですか?
スピード違反で罰金を払ったすぐ後に、係りの女性が結婚指輪をしていないからって、調理器具を売ろうなんて普通思いつかないですよね。では、なぜ、ジグラーにはできたのか。
 彼は常に「どうやってお客様に売るか」を考えていたのです。
 ただ、「独身ですよね~」のやり取りは、今なら「セクハラ」と言われかねませんので、その辺はご注意ください。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

メールマガジンのご案内

ザ・インサイトを運営する株式会社エス・エス・アイでは、サイトの運営だけではなく、
メールマガジンの配信や書籍の販売、セミナーの開催など幅広く活動を行っております。

「学びたい」「成長したい」という気持ちを持つ方に、少しでもお手伝いができるよう日々ご案内しております。

サイトに掲載する情報だけではなく、是非メールマガジンも購読して頂き、人生を豊かにする情報を収集し、可能性を広げて頂ければと思います。

無料メールマガジンの登録は30秒ほどで完了致します。
サイトに掲載されていない自己啓発方法なども配信しておりますので、ぜひご登録ください。

※下記「メルマガ登録はこちら」ボタンより登録ページへ遷移できない際には、
お手数ですが問い合わせページから、題名を「メルマガ登録」とし送信いただけますよう、よろしくお願い致します。>>問い合わせページはこちら

※フリーメールアドレスなどを用いるとメルマガが届かない、迷惑メールフォルダに入ってしまうなどの可能性がございます。その際はお手数ですがアドレスの変更や迷惑メールフォルダの設定変更を何卒よろしくお願い致します。

メルマガ登録はこちら